アップル、宇宙船型キャンパス計画の詳細を近隣住民に明らかに

Eric Mack (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年05月22日 09時44分

 Appleは、同社が拠点とするカリフォルニア州クパチーノに建設予定の宇宙船型の新キャンパスについて、地域社会の確実な理解を得ることを目的とした根回しを実施している。同社は最近、建設予定の施設に関する情報を掲載した小冊子を近隣住民らに送付し、フィードバックを求めた。

 9to5Macが入手した小冊子のコピーには、「Apple Campus 2」と名付けられた研究施設の完成予想図に加えて、予定されている敷地内のレイアウトと、最高財務責任者(CFO)を務めるPeter Oppenheimer氏によるメッセージが含まれている。同氏のメッセージには、以下に示す主要な事実と数値が記されていた。

  • この新しい施設は、近隣のInfinite LoopにあるApple本社に代わるものではない。
  • この新しい176エーカー(約71万平方メートル)の敷地内にある26棟の「古い」建物は撤去され、1つの4階建てのリング状の建物(280万平方フィート(約26万平方メートル))が建設される予定である。この新しい建物については、故Steve Jobs氏が最後に公に姿を見せた中で、最初にクパチーノ市議会に説明していたものである。
  • 近隣の一連の既存建造物も、別の30万平方フィート(約2万8000平方メートル)の研究施設に置き換えられる予定である。
  • 新キャンパスにはおよそ1万3000人の従業員が収容される予定。Appleの既存キャンパスには現在、約1万人が勤務している。
  • 同キャンパスは、エネルギー効率と環境保全に向けた全般的な取り組みに対してLEED認証を得たものになる予定である。

 Appleにとってすべてが順調に進み、クパチーノ市の最も重要な納税者である同社をシリコンバレーの他の地域に手放すよりは新キャンパスを承認したいと同市が考えるならば、Oppenheimer氏は、2015年までに同施設内での業務を開始したいと同社は考えていると記している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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