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グーグルの代替現実ゲーム「Ingress」とは--「ポータル」を求めてプレイしてみた - (page 3)

Casey Newton (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年11月22日 07時30分
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 Andersen氏はIngressをまだプレイしておらず、ベータ版への招待を待っている。しかし同氏によると、GoogleはIngressを発表した方法を含め、成功しているARGと関連のある多くの手順を踏襲しているという。Ingressは15日に発表されたが、6月にサンディエゴで開催されたComic-Con以来、同アプリのいくつかの側面は一般に公開されていた。Comic-Conでは、Tychoという名前の芸術家だと主張する人物が立ち上がり、マインドコントロールについて数分間叫んだ後、セキュリティ担当者に連れ去られた。Tychoが作成したポスターが同人物のTumblrで公開され、次に来るものは何であれ、本質的にグローバルで、一連の歴史的な建物と関連付けられたものになるだろう、と暗示した。

Tychoのポスターの1つ
Tychoのポスターの1つ
提供:tychosees.tumblr.com

 「オンラインのアクティビティが現実世界のアクティビティと融合するその種のイベントは、見ていて本当にクールだ。さまざまな糸がすべてより合わされ、そしてほどかれるところを目撃できる」(Andersen氏)

 Niantic Projectウェブサイトは2週間前に開設された。そして、Ingressが15日に公開された頃には、既に印象的なコミュニティーWikiが作成されており、これまでに発見されたあらゆるものに関する大量の情報が掲載されていた。

 また、現在Ingressアプリ体験の大半を占めているポータル探しゲームは、序章にすぎないのかもしれない。Hanke氏がAll Things Dに述べたところによると、このゲームは1年半もの期間にわたって続く可能性があるという。仮想ポータルの強化に費やす期間としては、それはかなり長いものになるだろう。

陰謀論とJamba Juiceが合体か

 スマートフォンを通してのみ見られる世界の上にさまざまなものを積み重ねていくときには、現実世界が比較的退屈に思えてしまう傾向がある。スマートフォン上において筆者は、ポータルを見つけ、それらを遠く離れた場所と接続していた。しかし、現実世界においては、昼食を終えてオフィスに戻る人々をよけながら街角に立つ1人の男にすぎなかった。ARGは現実世界と仮想世界の魔法のような交わりを約束するものだ。Ingressは、少なくとも現在の初期段階においては、その約束を完全に果たしてはいない。

 いくつかの人気ARGは物理的な手がかりをゲームプレイの中にうまく組み込んでいる。例えば、町の中で鳴っている公衆電話に応答して物語の一部を聞いたり、ボーリング場に行ってボーリングの球に刻まれた手がかりを見つけたりする行為をユーザーに求める。しかし、Ingressの予算が思ったより多いというのでない限り、Googleが世界中に物理的な手がかりを残すことは考えにくい。

 「誰もがプレイできるこのようなグローバルゲームを提供することの制約の1つは、それらの物理的な側面に対応するのが極めて難しくなるということだ」(Andersen氏)

 さらに、Googleは広告をゲームの中にどのように組み込むのか、という問題もある。All Things Dによると、スポンサーにはZipcarやJamba Juiceが名を連ねているという。プレーヤーはゲーム内の特典として、地元のスムージーストアを占拠できるようになるのだろうか。ほかのことはともかく、Googleがマインドコントロールをテーマにした物語に有名企業のブランドをどのように組み込んでいくのかには興味を惹かれる。

 しかしIngressにとって、今はまだ初期段階である。Googleは手の内のいくつかを示し、今後さらに多くのことを公表すると約束している。それまでの間、筆者は遠くから見守ることにする。少なくとも、通りの名前が地図に追加されるまでは。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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