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グーグルの代替現実ゲーム「Ingress」とは--「ポータル」を求めてプレイしてみた - (page 2)

Casey Newton (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年11月22日 07時30分
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 同アプリを開いて最初のチュートリアルが表示された後(筆者はぎこちないさまで街角に立ち、観光客のように自分のスマートフォンをぼんやりと眺め、通行人から軽蔑のまなざしを幾度となく向けられながら、そのチュートリアルを見た)、ポータルを見つける作業が始まった。この時点で、筆者の方向感覚はひいき目に見てもひどいものだったことを告白しなくてはならない。筆者が最初に実行したポータルを見つける試みの大半は、1つの通りを北に歩いた後、南に引き返してくることに費やされた。そして、最初から西に歩くべきだったことに気づいた。これはIngressへの不満ではない。筆者が知らない住所にたどり着くときの大体の手順はこんなものだ。

Android上でのIngress
Android上でのIngress
提供:Google

 しかしサンフランシスコのサウスオブマーケット地区をぶらついているとき、筆者はあることに気づいた。Ingressは筆者が閲覧できる街路地図を提供してくれるが、街路の名前は表示しない。プレーヤーであるユーザーは方向を示すインジケータとして、その地図上に表示される。そして、そのインジケータはほぼリアルタイムでユーザーとともに回転する。しかし、現在の自分の青線の上に延びる青い2本線(Ingressがユーザーに求める行動を示す)を表示するのではなく、例えば2番通りとミッション通りの交差点に向かえ、と言ってくれた方が、筆者ははるかに簡単にゲームを進めることができただろう。

 ユーザーが歩いているとき、目標のポータルに到達するまでの距離をカウントダウンする音声が流れる。Ingressはヘッドホンを装着して遊ぶのが一番いいゲームだ。ポータルの中には、サンフランシスコのカストロ劇場などの歴史的な建物と関連付けられているものもあれば、街路上の無作為に選ばれた場所に表示されるものもあるようだ。筆者がプレイ中に遭遇したポータルはすべて仮想のものだった。少なくとも筆者には、それらのポータルが何と関連付けられているのか分からなかった。筆者はようやく最初のポータルを発見し、それを「ハック」した。すると一連の訓練用ミッションが始まり、同ゲームのさまざまな面を見せてくれた。例えば、ポータルの中には罠が仕掛けられているものもあり、そうしたポータルをハックしてしまうと仮想の爆発が引き起こされ、ユーザーのヘルスポイントにダメージを与える。ポータルをアップグレードして、遠く離れた場所にあるほかのポータルと接続することも可能だ。

まさに風変わりなもの

 サイエンスフィクションめいた陰謀論を楽しむ趣味がない人にとって、ポータルやレゾネーター、エキゾチックマター(風変わりな物質)といった用語はすべて、ばかげた話に聞こえるかもしれない。またそうした用語は、処理すべき情報が大量にあることを意味しているかもしれない。ユーザーが街頭に立ち、隙を狙う泥棒にスマートフォンを盗まれないようにしながら周囲の状況に目を光らせているときには、特にそうだろう。

 そのためGoogleは、Niantic Projectという案内用のウェブサイトを開設し、ゲーム内の物語でこれまでに分かっているあらゆるものを貼り付けた仮想コルクボードを掲載している。便利な機能も用意されており、スライダーを使えば、時間の流れの中を前後に移動できるようになっている。初心者は起点から始めて、ゲームがどのように発展してきたのかを確認することもできるし、直近の日まで飛んで、すべてを一気に見ることもできる。

 ARGを非常に詳しく紹介するサイトARGNetの所有者兼発行者であるMichael Andersen氏は、「どんな陰謀であっても、それをコルクボードに貼り付ければ、極めてミステリアスなものになる。幸運なことに、同サイトが設計されている方法によって、ユーザーはそれを1つずつ消費していくことができる」と述べた。

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