Gartnerの最新の調査結果によると、第3四半期において世界全体での携帯電話の販売がやや落ち込む中、スマートフォンの販売は増加を続けているという。
第3四半期における携帯電話の販売総数は4億2700万台であり、前年同期比で3%減少したものの、第2四半期に出荷された4億1900万台を少し上回ったとGartnerは述べた。
一方、スマートフォンの販売はフィーチャーフォンに比べて増加傾向を維持している。第3四半期に販売されたスマートフォンは1億6900万台で、前年同期比47%の増加となった。
第3四半期の販売上位3社はサムスン、Nokia、Appleが維持した。しかし、Nokiaの市場シェアは、2011年第3四半期の23.9%から2012年第3四半期の19.2%に下落した。一方、Appleとサムスンはともに市場シェアを伸ばしている。
アジアのメーカーであるZTEとHuawei(ファーウェイ)は第3四半期においてやや増加となったが、「BlackBerry」のメーカーであるResearch in Motion(RIM)と台湾の携帯電話メーカーであるHTCの両社は市場シェアが減少した。RIMの市場シェアは現時点で2.1%であり、HTCの市場シェアは2%となっている。
Google傘下のMotorola Mobilityも販売台数が落ち込み、市場シェアは2011年の2.5%から2012年の2%へと低下している。
Googleの「Android」OSは予想どおりスマートフォンプラットフォームの首位を守り(第3四半期に販売されたスマートフォン全体の72.4%を占め、前年の52.5%から増加)、これに大きく引き離されてAppleの「iOS」が2位となった(13.9%)。Microsoftの「Windows Phone」プラットフォームは、スマートフォン全体でのシェアが2011年第3四半期には1.5%だったが、2012年第3四半期には2.4%に増加した。しかし、驚くべき上昇を遂げたのはサムスンの「Bada」モバイルOSであり、そのプラットフォームシェアは不振の「Symbian」や低迷するMicrosoftを上回った。Badaの現在のシェアは3%で、2011年の2.2%から増加している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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