デジタルならではの読書体験を楽しめる電子書籍5選

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 電子書籍を楽しむためのデバイスやサービスが増えるのと同時に、電子書籍そのものの形式や種類も増えてきている。iPadやKindle Fireといったデバイスを読書に利用することで、単に活字を読むというだけでなく、本の中の映像を見たり、音楽を聞いたりできる。さらに、デバイスを動かしたり、息を吹きかけたりといったアクションができる電子書籍まで登場している。

 そこで、本稿ではiPadやiPhoneで楽しめる電子書籍アプリを5つ紹介する。App Storeで本は「ブック」というたった1つのカテゴリに入れられており、ここだけで良い本と出会うのは至難の業だ。また残念なことに、日本語のインタラクティブな電子書籍アプリはまだまだ少ない。ここで紹介する本が、電子書籍アプリでの読書に興味を持つきっかけになれば幸いだ。


アプリ名:The Magic of Reality
バージョン:1.2
価格:1200円(11月9日時点)
開発元:Random House
カテゴリ:ブック
コピーライト:2011 Developed for Transworld Publishers by Somethin' Else

 「The Magic of Reality」は、新世代の電子書籍といっていいだろう。インタラクティブな本には子供向けの絵本が多いが、The Magic of Realityは大人が読んでも楽しめる“科学エンターテインメントブック”となっている。全編を通して、神話とは何か、現実とは何かを、科学的な分析に基づき美しいイラストやミニゲーム、動画を交えて説明している。

 アプリを起動すると、まずそのボリュームに圧倒される。全部で12章あり、そのすべてが「What is Reality? What is magic?」のように疑問を投げかけるタイトルになっている。最初からじっくり読むのも良し、興味のある話題だけを拾うのも良し、どこからでも楽しめるのがこのThe Magic of Realityの特長だ。ネイティブ向けの英語であり、画面上を長押ししても辞書を表示させることはできないが、豊富なイラストが時に「動いて」理解を助けてくれるだろう。

 ページをめくっていくと、突然音声が再生されるページがあると思えば、再生ボタンをタップしてビデオを見られるページもある。その他、カエルの交配をするゲームを遊びながら進化の不思議を体験したり、プリズムを画面上で移動させて光の屈折する様を確認できるページまである。

  • 本の表紙にあたるアプリ起動中の画面。少し待っていると、著者がアプリの説明をする動画が再生される

  • 本書の読み方が最初に表示される。章と章ごとの中身を一覧したいときは、2本指で画面を上から下に軽くスワイプする

  • 最上段が章立て。章をタップすると中段に内容が表示される。左右にスクロールして確認できる

 これらはちょっとした体験だが、実際にやってみると説明を読んだだけの時よりも理解しやすく、「自分の体験」として記憶に残るようだ。用意されているのはiPadアプリのみだが、確かにこの読書体験をiPhoneで実現するのは難しい。

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