デジタルならではの読書体験を楽しめる電子書籍5選 - (page 2)


アプリ名:英語で読み解く 音楽絵本・銀河鉄道の夜
バージョン:1.1
価格:600円(11月9日時点)
開発元:takeshi sainen
カテゴリ:ブック
コピーライト:ongaku-ehon

 英語で読み解く「音楽絵本・銀河鉄道の夜」は、タイトルは日本語だが中身の本文は英語となっている。「銀河鉄道の夜」の日本語版は青空文庫でも読めるので、先に日本語で読んでから、本アプリで英語版を楽しむということもできる。

 アプリを起動すると、最初に目に飛び込んでくるのが、満点の星の夜空をバックに浮かび上がる銀河鉄道の影。そして、不思議な広がりときらめきを感じさせる優しい音楽が聞こえてくる。読者ができる操作は、ページをめくることだけだが、場面ごとに、美しく想像をかきたてるイラストと、心地良い音楽が楽しめるようになっている。イラストは影絵のようでもあり、部屋を暗くして読みたくなるほど雰囲気がある。

 本を読みながら音楽をかける人は多いだろうが、本にぴったり合った音楽を、いつも自分で用意できるとは限らない。この音楽絵本では、情景の広がりを助けるような音楽が使われており、文章を読み終わっても、ページをめくる手を止めて、音楽に揺られていたくなる。

  • 表紙。アプリの起動直後から音楽が始まるので音量に注意。画面下のアイコンをタップする時にも音が鳴る

  • 目次は一覧では表示されず、枠の中をフリップして章を選択するようになっている。目次にも音楽がある

  • 心地良い音楽が鳴っているので、ゆっくり味わいながら読める。早く読もうとする必要はない

 目次を見るには、画面下部の列車のアイコンをタップする。目次の表示方法も美しく、本文の読書体験を損なわない。少し残念なのは「音楽絵本」というシリーズにはなっていない点だ。ぜひともシリーズ化して、他の本も出して欲しいところだ。

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