Googleは米国時間11月6日、検索画面のレイアウトを刷新し、展開し始めていることを同社ブログで発表した。この新たなレイアウトでは、今まで検索ページの左側上部に配置されていたナビゲーションツール群が、ページ上部に横並びで配置されるようになっている。
新レイアウトによって、検索ページはよりすっきりとしたものとなった。ただ、ツール群をページの左側から移動させたと言っても、検索結果の表示領域が広くなったというわけではない。不思議なことに、検索結果によっては広告が一切表示されない場合もある。これはGoogleによるテストの影響が残っているだけなのかもしれないが、Googleは、広告の表示場所に変わりがないことを米CNETに対して述べている。
「ponies」(ポニー)や「election」(選挙)という単語を検索してみたところ、広告は何も表示されなかった一方、「camera」(カメラ)や「insurance」(保険)という単語を検索すると、Googleによる製品一覧や広告がこれまで通り表示された。
Googleによると、同社は検索結果のページを「よりシンプルですっきりしたデザイン」にするよう取り組んできており、2011年のタブレットを手始めに、数週間前にはスマートフォン、そして今回はPCへとその対象を広げてきているという。高度な検索機能はデフォルトでは表示されなくなっている。その代わり、「Search tools」ボタンをクリックすると、ドロップダウンメニュー内に表示されるようになっている。
Google検索のデザイン責任者であるJon Wiley氏はブログへの投稿で「この新たなデザインでは、より余裕のある見た目になっており、ユーザーは、ウェブの検索結果であるか、『Knowledge Graph』といった機能によるものであるかにかかわらず、求めている答えにより集中できるようになっている」と記している。この新デザインはまず米国で提供された後、世界各国で展開される予定である。
同社はこの新デザインのテストを7月から開始していたものの、すべてのユーザーが目にしていたわけではなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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