Apple株が、このところしばらくなかった価格帯に陥った。
Apple株価は米国時間10月31日、8.68ドル(1.44%)下落し、終値が595.32ドルとなった。同社株価は31日に入って、一時587.70ドルまで下落した。
Apple株価は7月以来、600ドル以下で取引を終えることはなかった。10月26日には、一時的に591ドルまで下落したが、604ドルでその日の取引を終えた。
31日の株価下落は、Scott Forstall氏とJohn Browett氏というApple上級幹部2名の退職に関する29日の発表に起因している可能性があるのだろうか。そのように判断するのは難しいところだ。Apple株価は9月21日に終値700.71ドルを付けてから下落傾向にあった。さらに31日の下落は、過去に1日のみ下落した際と似ているようにも思える。そのため、この日の下落は、幹部退職への市場の反応と同じぐらい、良からぬ傾向の1つでもある可能性がある。
それでも、Appleは、ハリケーン「サンディ」の影響で取引が中止となっている間に発表されたForstall氏とBrowett氏に関するニュースについて、米金融市場の反応が懸念されていたのかもしれない。企業は、取引時間外に悪いニュースを発表することが多く、これは、問題をしばらく寝かせる時間を株主に与えるためである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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