日本マイクロソフト 樋口社長:Windows 8は理想的なOSだ

 日本マイクロソフトは10月26日、Windows 8発売記念記者発表会を東京・秋葉原のベルサーレ秋葉原で開催した。

 会場は前日午後6時から前夜祭が行われた場所であり、タッチ&トライのコーナーに置かれたPCメーカー13社のWindows 8搭載PCをそのまま展示するなど、前日夜の盛り上がりをそのまま伝えながらの記者会見となった。

 記者会見ではニューヨークでの発売前夜祭の様子なども紹介され、全世界での盛り上がりぶりを示してみせた。

 日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、「日本はすがすがしい日にWindows 8の発売日を迎えることができた。昨日の前夜祭ではWindows 8のロゴが入った約6000個の紙バッグを用意したが、これがすべて無くなった。秋葉原全体では約1万人が訪れていたのではないだろうか。各店舗で列を作っていただき、また朝早くからたくさんの人に来ていただいた。タッチ&トライコーナーでもユーザーの関心が高く、むしろその反応の良さに社員からも驚きの声が出ていた。その点でも『これは行けるぞ』という感触を得ている。タブレットに対応しながらも従来のソフトウェア資産を利用でき、さらにオン(ビジネス)とオフ(プライベート)の利用をカバーできる理想的なOSがWindows 8である」などとした。

  • 記者会見で挨拶する樋口泰行社長

  • ニューヨークでのイベントの様子も紹介した

  • 前日の前夜祭に展示された13社のPCをそのまま展示し、自由に触れるようにした

 また、日本マイクロソフト業務執行役員 Windows本部 本部長の藤本恭史氏が、Windows 8の最新機能などをデモストレーション。タッチ機能による操作性の高さや、Windows 8で利用できる新たなアプリケーションなどを紹介した。

 個人で利用する際にはタブレットでもテレビ番組が簡単に見られること、家族で使用するシーンでは夕飯を決める際にクックパッドやメールなどを効率的に活用するといった、各種のシナリオに沿った具体的な機能を見せながらWindows 8の特徴を訴えた。「数多くのデバイスが発売されている。それぞれの生活のワンシーンにあわせたデバイスを選択してほしい」と語った。

 一方、樋口社長は「これだけの革新的なOSであることから、大きく変化しなくてはならない部分もある。そのためには店頭できっちりと説明ができないといけない。1万1000人の店頭での販売スタッフに対する教育をすでに終えており、準備は万端だ。年内だけでも延べ1000回の店頭デモストレーションを予定している」としたほか、「Windows 8を搭載したデバイスは、全世界で1000機種が登場し、日本では最も多い250機種が登場することになる。タブレットとPCとの利用、あるいはオンとオフを具現化するソリューションを、デバイスメーカーによる特徴を持った製品によって提案していくことになる。パートナーと販売店によるエコシステムで年末商戦を盛り上げていく」などと語った。

 さらに「昨日の前夜祭でタッチ&トライを行ったが、すぐにでも購入したいという来場者の言葉をたくさん聞いた。昨日の来場者数、購入者の数、予約数、盛り上がり方や勢いという点でも、これまでにはない手応えがあり、この流れは実販にも結びつくという強い感触を持っている」と語った。

  • Windows 8搭載タブレットでデモストレーションする藤本業務執行役員

  • 全国主要量販店で延べ1000回の体験イベントを行うという

 Windows Storeの品揃えが少ないとの指摘については、「WindowsプラットフォームのPCは国内で年間1600万台の出荷ベースがあり、7000万台のインストールベースがある。フットプリントの大きさがあり、それに向けてデペロッパーが積極的にアプリケーションを開発している。量だけでなく人気アプリケーションや重要なアプリケーションといった質の観点では、Windows 8の発売時点で遜色のないものが揃っている。今後も加速度的に充実していくことになり、その点はまったく心配していない」とした。

 企業では依然としてWindows XPを使用しているケースが多いことについては、「Windows XPは2014年4月にサポート期間が終了するため、Windows 7への移行を検討している企業ユーザーの比率が増えている。しかし、Windows 8はWindows 7との混在環境でも利用しやすく、ニーズにあわせてWindows 8の導入シナリオを決定してもらえるようにマーケティング支援を行っていく。BYODのシナリオでも、仮想化技術やWindows To Goの技術などを活用できる。こうしたものを積極的に紹介して、新たなワークスタイルの提案をしたい」と藤本業務執行役員がコメント。

 樋口社長は「企業ではセキュリティや管理性が求められており、この点でWindowsはしっかりしている。だからこそ早く出してほしいという企業ユーザーからの声がある。また、Windows 8では顧客接点の現場でタブレットを使用するという新たな用途や、基幹システムとの連動が可能であるという点も強みとなる」などとした。

 その一方で「たくさんのデバイスが出てきたことは日本マイクロソフトとしても心強いが、機種によっては人気が出てサプライチェーンの観点から供給が逼迫するものもあるだろう。その点が懸念材料といえる。だが、Windows 8の販売については、トータルとしては楽観視している」とした。

 樋口社長は「Windows 8に触っていただき、使っていただければ、すばらしいOSであることがわかる。しかも、いまお使いの製品に導入してもらっても、高いパフォーマンスを実現できる。アップグレードの価格設定が従来製品に比べて安価だと指摘されるが、パフォーマンスが高まり、タッチ機能を採用するなど、対応できる機種の幅が広がったのがWindows 8の特徴であり、多くの人に使っていただきたいという思いを反映したいものだ」と述べた。

 なお、海外で展開しているマイクロソフトブランドのデバイスである「Surface」の国内販売や、Windows Phone 8の国内投入については「現時点でコメントできるものはない。お知らせできる段階でお話ししたい」と言明を避けた。

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