まもなく発売の「Windows 8」、購入前に知っておくべきこと - (page 2)

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年10月25日 07時30分
--Windows 8とWindows RTのどちらを選ぶべきか。

 MicrosoftはWindows 8のほかに、タブレットおよびハイブリッド向けに設計された新OSであるWindows RTも提供する。Windows RTはWindows 8と同様にタイルベースのインターフェースを採用しているが、IntelやAMDのCPUではなく、ARM CPU上で動作する。もっと重要なことに、Windows RTシステムはビルトインのWindowsアプリストアを通して入手されたアプリのみを実行できる。言い換えれば、従来のWindowsソフトウェアは、RTシステムでは動作しない。RTで認定されたアプリに加えて、ブラウザベースのアプリとサービスのみが動作する。

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 驚異的とうわさされるバッテリ持続時間、およびいくつかのクールな外観のハードウェアとともに登場するWindows RTは、間違いなく興味深いOSだ。ここで大きな危険要素となるのは価格である。われわれがこれまでに目にしたWindows RTは、タブレット部分の価格が約500~600ドルで、取り外し可能なキーボードドックを購入するにはさらに100~150ドルが必要になる。この価格帯だと、Windows RT製品は完全なWindows 8ハイブリッドと比べて、(たとえ価格に差が生じたとしても)わずかに安いという程度だ。われわれはWindows 8とWindows RTの違いについて、ここでさらに詳しく解説している

--タッチスクリーンは必要なのか。

 間違ってはいけない。Windows 8はタッチを中心に構築されている。その度合いが非常に強いため、形が変わらない従来型のクラムシェルノートPCにタッチスクリーンが追加された例もいくつかある。

 Acerの「Aspire S7」がそうであるように、タッチスクリーンを追加することで実際に利便性が大きく向上する。そして、キーボードやタッチパッド、マウスを使用するほかに、時折スクリーンをスワイプする操作を追加することは、驚くほど自然に感じられる。

 タッチ非対応のデバイスでWindows 8を使うのは、率直に言って苦痛だ。従来のWindowsデスクトップを使う場合は問題ないが、以前は「Metro」と呼ばれていたタイルベースのインターフェースを使うのはことのほか厄介である。なぜなら、基本的なナビゲーションジェスチャーを再現するために、タッチパッドの縁の部分を極めて慎重に操作しなければならないからだ。

--どのスタイルの新PCを手に入れるべきなのか。

 あらゆるPCメーカーが従来型のノートPCとデスクトップ(オールインワンPCを含む)に加えて、ノートPCとタブレットの境界線をあいまいにするさまざまなマシンをリリースしている。回転や折り畳みによってタブレットのような形になるスクリーンを備えたものや、完全に取り外し可能なスクリーンを持つものもある。

 分かりやすくするために言っておくと、われわれは回転、折り畳み、あるいはそのほかの位置変更が可能なスクリーンを持つシステムをコンバーチブルと呼ぶ。実例を挙げると、Lenovoの「IdeaPad Yoga 13」やDellの「XPS 12」などがある。Hewlett-Packard(HP)の「ENVY X2」やAcerの「ICONIA W510」など、完全に取り外し可能なスクリーンを持つシステムは、ハイブリッドと呼んでいる。

 Scott Stein記者はノートPCとコンバーチブル、およびハイブリッドのカテゴリとサブカテゴリの分類方法を非常に分かりやすく説明している。また、Eric Franklin記者はさまざまなタイプのWindows RTデバイスを個別に解説している

--すべての新しいWindows 8およびWindows RTシステムのレビューやプレビューはどこにあるのか。

 Windows 8およびWindows RTシステムの最新のレビューおよび実機プレビューは、「Windows 8: The complete new PC launch list」に掲載されている。このページは新しいシステムが登場したり新しいレビューが投稿されたりするたびに更新される予定だ。

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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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