foursquareは米国時間10月15日、新しいウェブサイトを提供開始した。このサイトによって同社は、新規ユーザーを自社のロケーションベースの推奨サービスに取り込み、Yelpの領域へと参入することができるかもしれない。
foursquareのサイト刷新についてはSearch Engine Landが最初に報じた。サイトの刷新は、より多くのユーザーの獲得につながる可能性がある。ユーザーが増加すれば、同サイトのデータが拡充される。データの拡充は、foursquareが提供するソーシャルベースの推奨サービスの鍵を握るものである。
新しいサイトでは、ページの最上部にこれまで表示されていた小さな検索バーに代わって、検索ボックスが目立つ位置に表示される。また非登録ユーザーも同サービスを利用できるようになった(ただし、同チェックインアプリケーションにおいて有名なソーシャル機能を除く)。
同社は、ユーザーがロケーションにチェックインしてポイントを獲得することのできるモバイルアプリケーションとして、サービスの提供を開始した。友人とそのチェックインや「Tips」、「Like」を利用し、地域の商品やサービスに対するパーソナライズされた検索エンジンをユーザーに提供する。また同社は、ユーザー自身のチェックインやLikeの情報も利用して、ユーザーがこれまでに訪問済みの場所に似たロケーションを提案する。
foursquareは、推奨ロケーションに営業時間や価格といったより具体的な情報を追加するために作業中であると述べた。ただし現時点でも、「cheap」(安い)や「late night」(深夜営業)といった語で検索することによって、類似の結果を生成することができる。
このようなソーシャル検索の概念は人気を集めている。Yelpは8月、ソーシャルコネクションが強調されるように同社サイトを改良した。またFacebookは、友人のプロフィールを利用して推奨情報を作成する検索エンジンを用いた、さらに一歩進んだサービスについて語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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