9月21日、iPhoneの新モデル「iPhone 5」がソフトバンクモバイルとauから発売された。そこで、ここでは両キャリアのiPhone 5の通信速度の比較や、iPhone 4Sからの進化点などを紹介する。ただし、これはあくまでも筆者の環境で使った上での印象であることをご理解いただきたい。使用期間は、9月26~30日の5日間となる。
iPhone 5の特徴のひとつは、iPhoneが登場して以来維持してきた画面比を変更し、横方向の解像度は640ピクセルのまま、縦方向の解像度を960ピクセルから1136ピクセルにしたこと。この影響でホーム画面ではアイコンが従来の5列表示から6列表示になっている。
また、通信方式として高速通信が可能な次世代方式「LTE(Long Term Evolution)」が採用されたことが大きい。iPhone 5の投入に合わせて、ソフトバンクとauも同時にLTEのサービスを開始した。LTEの採用実績としては、すでにNTTドコモの「Xi(クロッシィ)」や、イー・モバイルの「EMOBILE LTE」などがある。
同じLTEに対応したソフトバンクとauのiPhoneでも、ソフトバンク版はGSMモデルなのに対し、au版ではCDMAモデルとなるため本体も異なっている。なお、SIMカードは4SのマイクロSIMからさらに小型のナノSIMカードに変更された。
また、本体サイズが縦方向に伸び、本体の厚みが薄くなったのも特徴だ。本体サイズは、iPhone 5が58.6mm×123.8mm×7.6mm、iPhone 4Sが58.6mm×115.2mm×9.3mmと、4Sに比べて1.7mm薄くなっている。これは持ってすぐに薄さを実感できるレベルだ。液晶を大型化したことに伴い、全長は123.8mmとこれまでより8.6mm増えている。ただし、重量はiPhone 5が112g、iPhone 4Sが140gと4Sから28g軽量化されている。
そのほかの外観上の変更点は、ドックコネクタ形状が変更されコネクタが小型化されたほか、イヤフォン端子が上部から下部のドックコネクタ脇に移設された。これで、充電しながらイヤフォンを使う場合に、iPhoneの下端に2本のケーブルがつながることになる。本体の上下にケーブルをつながずにすむようになるので、外でモバイルバッテリを頻繁に使うようなアクティブなユーザーには朗報だろう。
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