休暇を控え、訪れたことのない場所への旅行をいそいそと計画し始めたものの、作業を進めるなかで、レストランから美術館や博物館、ホテル、現地でのツアーに至るまでのすべての予約については言うまでもなく、現地でのアクティビティを決めることの大変さに気付いたという経験は誰にでもあるはずだ。
こういった問題こそが、サンフランシスコに拠点を置く新興企業のPeekが米国時間10月11日にオープンしたPeek.comというサイトにおいて解決しようとしているものである。同サイトは、旅行中のアクティビティの洗い出し、予約、そして、「完璧な1日」の過ごし方についての特別なお勧めを得るなどのすべてが可能な、旅行者にとってのワンストップショップを目指している。こういったサービスは、旅行の計画時に直面する面倒な問題に辟易する多くの人々から支持される可能性を秘めている。
同社の共同創業者であるRuzwana Bashir氏によると、観光目的の平均的な旅行者は1回の旅行を計画するために7時間を費やすという。これには、20以上のウェブサイトを閲覧し、さまざまなガイドブックに目を通し、旅行先について友人や親戚に意見を求めるということも含まれている。
とは言うものの、Bashir氏によるとエンターテインメントおよびアクティビティの市場は米国内だけで1年あたり260億ドルという規模になっているにもかかわらず、旅行先についてのすべての情報を得たうえで、必要となる予約を済ませることができる場所はほとんどない。
TwitterやSquareの創業者であるJack Dorsey氏や、GoogleのEric Schmidt氏、SV Angel、Khosla Venturesなどから140万ドルの出資金を集めたPeekは、この潜在的な市場に切り込もうとしている。サイトのオープン時点では、カリフォルニア州とハワイ州を対象地域とするサービスが提供され、これらの州における500カ所以上の行き先に関する情報やお勧めの提示が特徴となっている。同サイトは今後、サービス対象地域を拡大していく予定である。
Peek.comはサンフランシスコやサンディエゴ、ロサンゼルスといった特定の場所ごとに、アクティビティのトップ10を挙げている。例えばサンフランシスコの場合、ゴールデンゲートブリッジやサンフランシスコ近代美術館、アルカトラズ島、ユニオンスクエア、ケーブルカー、ゴールデンゲートパーク、チャイナタウンが挙げられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス