Appleの最新「iPod touch」は修理がかなり困難であると、同端末を分解したiFixitが述べた。iFixitの分解によって、「iPhone 5」とのいくつかの相違点も明らかになった。
同サイトは、第5世代「iPod touch」の修理しやすさを10段階評価で3と評価した(10が最も修理しやすいことを表す)。ケースは、開けるのが難しいが不可能ではなく、バッテリは側面にノッチがあるため、取り外しはかなり容易であると同サイトは述べている。
しかし、音量ボタン、マイク、LEDフラッシュ、電源ボタンは1本のリボンケーブルで接続されている。1つのコンポーネントを修理するには、リボンケーブルアセンブリ全体を交換する必要がある。また、「Lightning」コネクタ、ヘッドホンジャック、マイクリボンケーブルはすべて、ロジックボードにはんだ付けされている。
「これも、Appleが同社製品内のコンポーネントを簡素化しグループ化していることを示す例の1つである」とiFixitは述べた。「残念ながら、これによって修理しやすさは損なわれている」(iFixit)
一方、同サイトは、iPod touchとiPhone 5のディスプレイを比較して、「両者は機能的に非常によく似ているとAppleは主張しているが、iPod touchの方がかなりシンプルで安価な設計になっているのは明らかである」と述べている。
またiFixitは、iPhone 5のホームボタンがより強力な設計になっていることについて、以前Appleを称賛していたが、iPod touchのホームボタンが、より耐久性の低いラバーで覆われた設計になっていることに「やや落胆」したと述べた。
また今回の分解によって、iPod touchの主要コンポーネントのサプライヤーがCirrus Logic、東芝、村田製作所、Broadcom、STMicro、Texas Instruments、NXP Semiconductorsなどであることも明らかになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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