Sprint Nextelは、日本の携帯事業者であるソフトバンクによる「大規模投資」について、同社と協議中であることを認めた。
その数時間前に、The Wall Street Journalが複数の情報筋らの話として、ソフトバンクが米国を拠点とする通信事業者であるSprint Nextelを128億ドルで買収する方向で話し合いを進めていると報じていた。それ以上の詳細情報はほとんど明らかにされておらず、両社が実際に何らかの合意に達するかどうかは不明だ。
Sprintの声明は、同社に全面的買収に応じるつもりがあるかという点にまでは言及していない。
Sprintは米国時間10月11日、ソフトバンクからSprintへの大規模投資の可能性について、ソフトバンクと現在協議中であることを確認した。この協議が何らかの取引につながるという確証はなく、また、どのような条件で取引が成立するかも不明だが、そのような取引によりSprintの経営権に変更が生じる可能性がある。Sprintは合意に達しない限り、また、合意に達するまでは、これ以上のコメントを差し控える。
一方、ソフトバンクは11日、「一部で、弊社とスプリント・ネクステルについての報道がなされましたが、憶測に基づいたものです。当社から発表したものではなくコメントはありません」と簡潔な声明を発表し、報道を牽制する姿勢を既に見せている。
ソフトバンクがSprintを買収することになった場合、米国モバイル業界における最近の買収としては2番目に大きなものとなる見込みだ。Deutsche Telekomは先週、地域限定の通信事業者MetroPCSを買収し、T-Mobileと合併することを発表したばかりである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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