Advanced Micro Devices (AMD) は米国時間10月9日、「Windows 8」を搭載するデバイスが市場に大量投入される時期を間近に控え、Intelのタブレット向けプロセッサの対抗馬となる新製品「Z-60」を発表した。
AMDのZ-60は、「高性能タブレット」市場区分に適したプロセッサとして売り出されている。
具体的な仕様をみると、「Radeon」グラフィックスコア80基が売りの高性能グラフィックスシリコンを搭載し、処理速度275MHzのグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)も備える。
2基のCPUコアはクロック周波数が1GHzとなっている。
AMDは声明の中で、同プロセッサは薄さ10mmの筐体に内蔵可能だと述べた。
AMDは、Z-60を搭載する最初のタブレットは2012年の「Windows 8の発売に合わせて」各国で売り出される見込みだと述べた。
AMDのチップは、いわゆる「レガシー」なWindowsアプリケーションと互換性を確保する予定だ。これは基本的に、「Windows 7」用のアプリケーションを実行できるはずだということを意味する。NVIDIAやQualcommといった供給業者からのARMチップは、こうしたWindows 7以前に対応するアプリケーションを扱えない。
だがAMDは当然、プロセッサ最大手のIntelと競合しなければならない。Intelは、タブレット向けプロセッサ「Atom Processor Z2760」(開発コード名「Clover Trail」)を擁し、 Hewlett-Packard、Dell、Lenovoといったメーカー各社が大々的に売り出すWindows 8搭載タブレットおよびコンバーチブル機での採用を数多く決めている。
http://authwp.aiasahi.jp/cf_admin/story/add/?cmd=edit_view&id=35022848この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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