Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間9月17日、最高財務責任者(CFO)であるThomas Seifert氏の辞任を発表した。この発表を受けて同社の株価は8%下落した。
3年前にAMDに入社したSeifert氏は、2011年1月にDirk Meyer氏が同社の最高経営責任者(CEO)を辞任した際、暫定CEOを一時的に務めることになった。その後、2011年8月にLenovo Groupの元社長兼最高執行責任者(COO)であったRory Read氏が新たなCEOに任命され、Seifert氏はCFOの座に復帰していた。
AMDは、Seifert氏が「他のチャンスを追求する」ために辞任したという型通りの声明を出した以外、ほとんど何も明らかにしていないものの、投資家らの不安を払拭するために、今回の辞任はPCプロセッサ分野で世界第2位のサプライヤーとなっている同社の財政難によるものではないことを強調している。
AMDは声明において「Seifert氏の辞任は、我が社の会計原則や会計処理、財務諸表の開示に対する意見の不一致が原因ではない」と述べている。
Seifert氏の後任が決定されるまでは、同社のシニアバイスプレジデント兼経理・財務担当のDevinder Kumar氏が暫定CFOを務めるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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