「Android」タブレットに対する最も聞き慣れた批判の1つは、使えるアプリがそろっていないことだ。
Appleの最高経営責任者(CEO)はステージ上で何度もAndroidタブレットのアプリを揶揄してきた。タブレットに最適化されたアプリは6カ月前よりも増えているものの、Googleは具体的な数を示そうとしていない。
しかし、GoogleはタブレットアプリのプラットフォームとしてAndroidの推進にさらなる力を入れている。クリスマス商戦も近づいた米国時間10月8日、Googleは「Nexus 7」や「GALAXY Tab」シリーズに向けたアプリ構築のベストプラクティスを強調した「Tablet App Quality Checklist(タブレットアプリの品質チェックリスト)」を公開した。対象は開発者だが、特にこれまでAndroid携帯電話向けのアプリしか開発してこなかったであろう開発者をターゲットにしている(「タブレットで広がった画面領域を活用する」などの項目は、明らかにこのような内容を示唆している)。
もちろん、チェックリストはプラットフォームを構築するものではない。しかし、Googleは8日の投稿と同時に、売り込み戦略を示す「開発者ストーリー」を公開した。これは、ソフトウェアメーカーがタブレットアプリを作成すべき理由を説明したいGoogleの意向が反映されたものだ。
Googleはこの投稿で、3つのポイントを挙げている。
MobeluxはGoogleに対し、「Instapaper for Android」をダウンロードしたユーザーの半分は、タブレット用のアプリをダウンロードしていたと述べている。もちろん、そのことよりも、ダウンロード数や「iOS」向けのダウンロード数との比較を知りたいところだ。しかし、開発者向けのメッセージは明らかで、Instapaperのような人気アプリがAndroidタブレットに参入しているので、他の開発者もそうした方がよいと言いたいようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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