火星のリンク露頭(左)と、地球にある同様の岩石の画像(右)の比較。右の写真は、流れの中で砂れきから形成された、堆積れき岩の典型的な例である。左のリンクの写真からは、砕屑物と呼ばれる丸みを帯びた最大数cmの砂れきが露頭内にあることが分かる。
この画像では、直径約0.4インチ(1cm)の砂れきに印が付いて強調されている。これは、砂れきのおよその大きさと丸みを帯びた形を例として示すために選ばれたものだ。どのようなサイズであれ、一般的に砕屑物の粒が丸くなるのは、風や水によって運搬され、粒同士がぶつかり合った際の摩擦による。砂れきは風で運搬されるには大きすぎる。科学者らはこのサイズであれば、川の中での水による運搬で丸くなったと考えている。