あなたがそれを好むと好まざるとに関係なく、ウェブはあなたのFacebook共有を「Like(いいね!)」として数える。
FacebookのLikeが複数回カウントされるバグが発生しているが、それによって、一部のユーザーが不公平だと感じるかもしれないFacebookの機能に注目が集まった。ユーザーがウェブサイトのリンクをFacebookメッセージ経由で友達に送信した場合、または、リンクを自分のFacebookウォールに投稿した場合、そのウェブページのLikeカウンタの数字が増える。
The Wall Street Journalが最初に気づいたこの機能は、訪問者を追跡する一部のウェブサイトでLikeの件数が過剰に増加している現象に加担したくないユーザーを苛立たせるかもしれない。また、自分が「プライベート」なメッセージ経由で友達に送信した内容をFacebookが把握できるということに、プライバシーを侵害されていると感じるユーザーもいるかもしれない。
この集計方法は、ソーシャルプラグイン、つまり通常は記事や製品の横に表示されるソーシャルメディアカウンタを設置したあらゆるサイトに適用される。Facebookは、これがすべて事実であることを認めるとともに、このLike集計方法について、ウェブサイトが自らのページにLikeボタンを追加できる機能をFacebookが提供するようになって以来ずっと行われていると述べた。実際に、ソーシャルプラグインカウンタはLikeや共有の実数に加えて、記事に対して投稿されたコメントも集計している。最新のバグは1件ではなく2件のLikeを加算する。Facebookはそのバグの修復に取り組んでいると述べた。
しかし、この機能はFacebookページ上のLike件数に影響を及ぼさない、とFacebookは話す。また、同社によると、プラグイン上のLikeは匿名なのでプライバシーの侵害には当たらないという。
プライベートな情報が暴露されたことは一度たりともなく、Facebookがユーザーに代わって自動的にFacebookページのLikeボタンを押すこともない。
Facebookの「Like」「Recommend(おすすめ)」、または「Share(シェア)」ボタンを使用する多くのウェブサイトは、それらのボタンの横にカウンタも設置している。このカウンタは、人々がそれらのボタンをクリックした回数だけでなく、人々がそのページのリンクをFacebookで共有した回数も反映する。プライベートなメッセージ上での共有を通してカウンタの数字が増えるとき、ユーザー情報のやりとりは全く発生せず、コンテンツのプライバシー設定は影響を受けない。メッセージを通して共有されたリンクは、Facebookページ上のLike件数に影響を及ぼさない。
われわれは最近、ソーシャルプラグインに関して「Share」や「Like」が時々2回カウントされるというバグを発見した。現在、この問題の修復に取り組んでいるところだ。ただし、この問題はFacebook外にあるソーシャルプラグインにのみ影響し、Facebook Pageの「Like」には関係しない。このバグは、メッセージやタイムライン表示に関するユーザー体験には影響しない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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