KDDIのブースで最も注目度が高かったのは、ケーブルテレビとインターネットを融合するセットトップボックス「Smart TV Box」だ。これは、モデムとWi-Fi機能が内蔵されたセットトップボックスをテレビに接続することで、地上デジタル放送やケーブルテレビに加えてインターネット、YouTubeをはじめとした各種映像配信サービス、月額590円で映画が見放題の「ビデオパス」などが利用できるようになるというもの。
なお、テレビ機能はダブル録画に対応したRFトリプルチューナを採用。HDDは非搭載ながら、USB経由で外付けHDDへの番組録画ができる。そのほか、Gガイドやリモート録画にも対応する。
また、セットトップボックスにAndroid 4.0を搭載しているのもポイントのひとつ。これによりAndroid向けアプリの使用はもちろん、月額390円で厳選アプリが取り放題の「auスマートパス」も活用できる。
さらに、Wi-Fiアクセスポイント機能(IEEE802.11a/b/g/n、2.4GHz/5GHz)を使ったスマートフォンやタブレットとの連携も大きな魅力。リモコンやゲームコントローラの代わりにできるほか、DLNA対応により録画番組をスマートフォンやタブレットで視聴することも可能だ。
そのほかSmart TV Boxには、宅内のケーブル類がスッキリとまとめられたり、初心者でも簡単に操作できるといったメリットもあるという。今回は参考出展として、テレビの裏にセットするだけで利用可能で、なおかつ別室や外出先にも手軽に持ち運べるコンパクトサイズの「Stick型 Smart TV」も展示されていた。
Smart TV Boxの本体はパナソニック製で、サイズは高さ5.1cm(足含む)cm×幅17.6cm×奥行き17.6cm(端子含む)。インターフェースはHDMI出力とアナログ出力(ミニピンジャック)、光デジタル音声出力と、USB端子3系統、SDカードスロット1系統を備えている。
なお、Smart TV BoxはKDDIがケーブルテレビ事業者に提供する形態のため、ユーザーはそのケーブルテレビ事業者との契約により利用できるようになる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」