マーケットリサーチ企業のInterbrandによる、2012年のベスト・グローバル・ブランドのトップ100ランキングで、Appleがトップに位置するCoca-Colaに次ぐ第2位となった。特定の指標に基づき、ブランド価値でCoca-Colaが7780万ドル、Appleは7650万ドルを記録した。Appleは、2011年からブランド価値で129%上昇し、リスト上の全ブランドで最大の伸び率となった。
Interbrandは、次の3つの指標を用いてベストブランドを選考している。1つ目は、ブランド商品やサービスの業績、2つ目は、消費者への影響力においてブランドが果たす役割、そして3つ目は製品に割高な値付けをしたり、企業に利益をもたらしたりできるブランドの強みである。
Appleの共同創設者で前最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏が亡くなったのは約1年前になるが、Interbrandは同氏を、Appleのブランドとビジネスを「人間味にあふれた」ものにしていると称賛した。
Interbrandは、Jobs氏の「スムーズな権力移譲」と将来の計画設定などもあり、Appleは同氏不在となっても繁栄を続けてきた、としている。
さらに、Interbrandは「Apple製品に品質やセンス、クールさという差別化要因が無くなれば、マーケットは離れてしまうかもしれないが、それはすぐには起こりそうにない」と付け加えた。
Appleは、Interbrandのランキングで堅調に順位を上げてきた。2009年には第24位、2010年は第17位、2011年は第8位であった。
他のテクノロジ関連企業も数多くリスト上にランクインしており、IBMはAppleに次いで第3位、Googleが第4位、Microsoftが第5位につけている。Intelが第8位、サムスンが第9位、Ciscoは第14位。他に上位につけたテクノロジ関連ブランドには、Hewlett-Packard(HP)、Oracle、Nokia、Amazon、SAP、eBay、ソニーなどがあった。Facebookは、初のリスト入りで第69位となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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