米連邦地方裁判所のLucy Koh判事は米国時間10月1日夕、3カ月前に決定されたサムスンの「GALAXY Tab 10.1」に対する米国での販売差し止めを解除する命令を出した。
米連邦巡回控訴裁判所は先週、Koh判事が裁定を下すことを認める命令を出したが、今回の命令(PDFファイル)はそれを受けてのものだ。
「6月26日の仮差し止め命令の唯一の根拠は、サムスンが意匠権D'889を侵害した可能性が高いと当裁判所が判断したことだ、という点に関して、当裁判所はサムスンに同意する。陪審団はそれと異なる判断を下した。したがって、6月26日の仮差し止め命令の唯一の根拠は、もはや存在しない。これらの事実だけに基づいて、当裁判所は差し止め命令を解除するのが適切だと判断した」(Koh判事の裁定)
かつてサムスンの主力デバイスだったGALAXY Tab 10.1は6月、サムスンがAppleのタブレットに関する意匠権D'889を侵害していないと判断された場合は裁定を無効にするという条件で、販売が差し止められた。8月に陪審団が下した評決によって、実際その通りになり、サムスンは販売差し止めの解除を求めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」