Appleとサムスンの特許侵害をめぐる物語の次の段階は、米国時間12月6日に予定されている。
注目を浴びている訴訟を取り仕切るLucy Koh判事は12月6日に、Appleによるサムスンの携帯端末8機種に対する販売差し止めの申請と、サムスンが予定している陪審評決無効の申請についての審問を行う予定だ。
Koh判事は8月28日に、裁判書類(PDF)において次のように述べた。「Appleの販売仮差し止めの申請の範囲や、双方が提出済みおよび提出予定である評決後のさらなる申請、そしてAppleの販売仮差し止めの申請と双方のさまざまな評決後の申請に必要な分析の間にある相当の重複部分を検討した結果、裁判所は評決後の申請についての説明と審問を併合するのが適切であると判断した」
8月24日に、サムスンの特許侵害に対するAppleの主張を支持する満場一致の評決が出されたことを受けて、Appleは27日、米国での販売差し止めを求めるサムスン製端末の詳細を発表している。対象の端末すべてを合計した損害額は約4億6080万ドルであった。これは、陪審団がAppleに対して認めた損害賠償額10億5000万ドルの半分に満たない。Koh判事による判決によっては、損害賠償額が3倍になる可能性がある。
12月6日の審問内容に、サムスンが要求している「GALAXY Tab 10.1」に対して出されている販売差し止めの解除は含まれていない。今週提出された書類で同社は、GALAXY Tab 10.1の販売差し止めの原因となったAppleの特許について、サムスンによる侵害はなかったと陪審団は判断したと記している。この件に関する審問は9月20日に予定されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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