Googleはブラジルの裁判所の命令に従い、現地時間9月27日、市長選立候補者を非難する内容のYouTube動画へのアクセスをブロックした。
Googleのブラジル法人の代表を務めるFabio Coelho氏は同日、同社サイトへの投稿のなかで「昨晩遅く、われわれは裁判所命令に対する異議申し立てが却下されたことを知らされたため、ブラジルにおいて該当動画をブロックせざるを得なくなった。われわれは、これらの動画が表現の自由に基づく合法的なものであり、ブラジルでも閲覧可能であり続けるべきだという主張を法廷で訴える十分な機会が得られなかったことについて、非常に残念に思っている」と述べた。
動画のブロックという措置が取られたのは、ブラジル連邦警察に逮捕されたCoelho氏が、後日裁判所に出頭するという条件を受け入れて釈放された翌日のことである。なおCoelho氏の逮捕は、選挙中の立候補者に対する公の批判を制限する同国の法律に違反していると判事が判断した2本の動画の削除命令にGoogleが従わなかったことを受けてのものである。
Coelho氏は投稿のなかで、Googleが「今回の選挙期間中にはこれまでと同様に」苦情や裁判所命令を多数受け取っており、ブラジルの法律に照らし合わせて無効であると同社が確信したものについては「はねのける」べく行動していたと述べている。同氏によると、「異議申し立ての結果を待っている間に」逮捕令状が発行されたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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