Microsoftの関係者はBing Communityブログで、同社がソーシャルメディアベンダーのKloutに未公表の規模の「戦略的投資」を行うことを明らかにした。
Microsoftは「Bing」で、ユーザーのKloutスコアや彼らが「影響力」を持つ話題を含むKloutデータを表示する。この情報を閲覧することが可能で、閲覧したいユーザーは、新しい「Bing Sidebar」ペインでそれを確認することができる。そして、Kloutでは、「Bingのハイライトが一部のユーザーのKloutプロフィールの『moments』セクションに表示されるようになる」とMicrosoftの広報担当者は述べた。
この新しい提携関係は、ソーシャル検索結果をサイドバーパネル経由からBing検索エンジンに統合するという、Microsoftが現在取り組んでいる作業に関連している。同社は、Quoraとfoursquareで既に同じことを行っている。
今回の提携は中身のないものではないと、Microsoftは主張する。27日の投稿によると、27日の提携と投資には大量のデータも関連しているという。Bingの最大の利点の1つは、BingのおかげでMicrosoftが収集および分析できる膨大な量の情報だ、とMicrosoft関係者は繰り返し述べている。
27日の投稿には、「新しい外向きの信号としての検索は、われわれが大量のデータについて考える方法や、われわれが日々利用するほかの多くのサービスにそれがいかに価値を付加できるのか、という問題に関する興味深い新展開だ」と書かれている(この文が実際に何を意味するのかは筆者にも分からない)。
筆者は反ソーシャルメディアの立場にあるわけではない。Twitterは本当に便利だと思っている。そして、Kloutスコアを非常に真剣に受け止めている人たちがいることも知っている。だが筆者はその1人ではない。筆者が何らかの教科分野の専門家を見つけるときにKloutを利用することは決してない。なぜなら、冗談のつもりでお互いにKloutポイントを与え合う人々がたくさんいることを筆者は知っているからだ。また筆者は、TwitterやFacebook、LinkedInの友達が推薦する検索クエリを見ることにも興味がない人間だ。これは、Microsoftが2012年3月に発表した、デザインが刷新された最新のBingで奨励していることだ。
新しいKloutとBingの統合を試したいユーザーは、Bing.comにアクセスして、Facebookにログインし、何度か検索を行うといい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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