MicrosoftとResearch In Motion(RIM)は米国時間9月18日、RIMがMicrosoftのファイルシステム技術を利用するための特許ライセンス契約を締結したと発表した。
この技術は「Extended File Allocation Table」(略称「exFAT」)と呼ばれるもので、Microsoftによると、ファイルをフラッシュストレージでの使用に向けて最適化する技術であるという。フラッシュストレージは、スマートフォンやタブレットのストレージとして圧倒的なシェアを誇る。
Microsoftで知的財産ライセンス担当ゼネラルマネージャーを務めるDavid Kaefer氏は声明で、「今日のスマートフォンやタブレットには、従来の携帯電話よりもリッチな画像やデータを表示するための容量が必要である」と述べた。「RIMとの今回の契約は、モバイル業界における顧客の特定のニーズに直接対応するということにおいて、exFATなどの最新ファイルシステムがいかに手助けとなるかを強調するものだ」(Kaefer氏)
契約条件は公表されていない。
RIM以外にも、SanDisk、三洋電機、シャープ、ソニー、キャノン、Tuxeraといった企業が既にexFATをライセンス契約している。
RIMは、同社端末上でのexFATの使用方法に関する計画についてはまったく言及していない。同社は現在、「BlackBerry 10」OSの完成に向けて作業中である。BlackBerry 10のリリースは、2013年第1四半期に延期されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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