Intelのプロセッサを搭載する「Android」スマートフォンは、近いうちに最新バージョンの「Android 4.1」(開発コード名「Jelly Bean」)にアップグレードできるようになるはずだ。
Intelがスマートフォン向けプロセッサ市場に参入したのは比較的最近で、同社のx86アーキテクチャのチップはごく一部の端末にしか搭載されていない。大半のスマートフォン向けプロセッサはARMのアーキテクチャを採用しており、大多数のAndroid端末も同様だ。
英国では現時点で、Intelプロセッサを搭載し最新版のAndroid 4.1を実行する端末は皆無だ。というのもIntelは、比較的数の少ない同社のシステムで適切に動作するよう、新しいバージョンが出るたびに同OSを改変しなければならないからだ。Orangeの「San Diego」は「Android 2.3」を、ZTE(中興通訊)の「Grand X IN」は「Android 4.0」をそれぞれ搭載している。
だがIDGは英国時間9月12日、Jelly Beanの移植が完了したと報じた。この記事では、Intelの複数の従業員が同バージョンを使っていることが、米国時間9月11~13日にサンフランシスコで開催された開発者向けカンファレンスIntel Developer Forum(IDF)2012で明らかになったと伝えている。
IntelベースのAndroid端末のユーザーにJelly Beanがアップグレードとして提供される時期は、依然として不明だ。このようなアップグレードは通常、端末を販売する通信事業者がさらにカスタマイズする必要があり、顧客が入手できるのはその後になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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