グーグル、アリババの新モバイルOSを採用しないようエイサーに強要か

Roger Cheng (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高森郁哉2012年09月14日 10時28分

 伝えられるところによると、Googleは「Android」パートナーに圧力をかけているようだ。

 Dow Jones Newswiresの報道によると、GoogleはAcerに対して、中国を拠点とするEコマース企業Alibabaの新しいモバイルOS「Aliyun」のサポートを中止するよう迫り、従わない場合はAndroid関連の協力とサポートを打ち切ると通告したという。

 Acerは当初、米国時間9月13日に記者会見を開いて、AlibabaのAliyunプラットフォームを搭載したスマートフォンを発表する予定だったが、会見をキャンセルした。AcerはDow Jones Newswiresに対し、Googleとの交渉を続けて、予定通りAliyunを採用したいと述べている。

 Alibabaは米CNETに対し、AcerはGoogleから、Aliyunをサポートするなら提携をやめると通告されたと述べた。

 Alibabaが米CNETにメールで送った声明には、次のように書かれている。「当社のパートナーはGoogleから、製品にAliyun OSを搭載するならAndroid関連の協力と他の技術ライセンスを打ち切る、と通告された。当社は、スマートフォンの発表を延期するというパートナーの決定を尊重し理解するが、この争いがパートナーに与えた影響に落胆している」

 GoogleのAndroidはすでに市場を支配しており、どうやら同社はこの状況を守りたいようだ。Alibabaは中国版Googleとみられているので、独自のモバイルOSを開発するという戦略をAlibabaが模倣したがるのも理にかなっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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