Appleがより小型の新たなドックコネクタに移行するにあたり、従来のアクセサリとの互換性を提供するのは当面は同社のみになると、新たな報道が伝えている。
iLoungeは米国時間9月5日、情報筋の話として、Appleが小型ドックコネクタ採用に先立ち、サードパーティーのアクセサリメーカーと次期仕様を共有していないと伝えた。
さらに記事では、Appleが独自のアダプタを準備しているはずだと述べている。これを使えば、ユーザーは、新型コネクタ搭載端末でも現行の30ピン仕様のドックアクセサリを使用できるようになる。ただしこれは、アダプタを購入する必要があるということだ。
記事には次のように書かれている。「情報筋によると、ドックコネクタ用のアダプタは1個10ドルまたは3個29ドルほどの値段で販売されるという。さらに、Appleブランドの新しいUSBケーブルは1本19ドルだ」
この価格設定は、Appleの「MagSafe to MagSafe 2 Converter」の価格とほぼ同じになる。MagSafe to MagSafe 2 Converterは9.99ドルで販売されており、現在は同社の27インチ型「Thunderbolt Display」に無料で同梱されている。
Appleが新型ドックコネクタ用のアダプタを販売すると伝えられたのは、これが初めてではない。iMoreは7月下旬の記事で、上述した「MagSafe 2」への移行のときと同じように、Appleはこの部品を準備するだろうと指摘していた。MagSafe 2のケースでは、コードが直付けされているため、MagSafe to MagSafe 2 Converterがなければユーザーはもう1本、MagSafe 2対応の電源コードを買わなくてはいけないところだった。
これまでの報道で指摘されているように、Appleがドック技術を変更するのは、2005年に「FireWire」からUSBに移行して以来初めてとなる。それ以降、同社のドックコネクタは同じままだが、電源アダプタとケーブルコネクタは小型化されてきた。
Appleがドックコネクタの小型化を目指しているといううわさは2011年10月に初めて浮上し、2012年2月に入って報道で大々的に取り上げられたことで一気に広まった。その根拠は、Appleが端末内で他の部品を入れるスペースをさらに確保したいと考えているというもので、これはすでに歴代のさまざまな端末でみられる傾向でもある。8月には、新しいプラグおよびケーブルだとされる写真が流出している。
Appleは、9月12日に開催するイベントでこの技術を公開すると予想されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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