Appleとサムスンの裁判は先週に一応の決着がついたが、小競り合いは続いているようだ。
最新のケースとしてサムスンは、裁判所への新たな申し立てで同社「GALAXY Tab 10.1」Wi-Fiモデルの米国における販売差し止めの仮処分を撤回することを再度求めた。
同タブレットについては、販売差し止めの仮処分が6月に下されているが、その条件として、Appleのタブレットに関する意匠権(D'889)をサムスンが侵害していないことが明確となった際には破棄されることになっていた。
一方、Appleは米国時間8月27日、同タブレットの姉妹機である4G LTEモデルも販売が差し止められるべきだと主張し、要望を倍増させた。その理由としてAppleは、4GモデルがWi-Fiモデルと類似している一方で、Wi-Fiモデルは、Appleの特許権3件を侵害していることが陪審員団によって認められていると述べている。
サムスンは28日、裁判所への新たな申し立てにおいて、今回の販売差し止めは意匠権に基づいたものであり、Appleは裁判の結果をそもそも読み違えていると断言した。
サムスンは、「陪審員団の評決は、D'889について陪審員団の対応をAppleが予測し間違えたこと、そして、その根拠に基づいた販売差し止めを継続することはもはや不可能であることを示している」と述べている。
サムスンはまた、Appleについて、同社事業に販売差し止めによって打撃を加えていることから、早急に差し止めを解除すべきだと付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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