アップル対サムスンの今後--アップル有利な評決が示すもの - (page 3)

Charles Cooper Greg Sandoval (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年08月29日 07時30分
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革新

 これから数週間、サムスンは「業界の革新に対する脅威」という警告を論点にしていくと予想される。Appleは裁判所を利用して、さらなる競争とより優れた製品につながる機能デザインの改良に果敢に挑んだ競合他社を封じようとしている、というのがサムスンの議論の本質になるだろう。

 その議論は裏を返せば、裁判所の決定によって、サムスンやそのほかのスマートフォンおよびタブレットコンピュータメーカーは、デザインについて、これまでより真剣かつ賢明に考えることを余儀なくされるということだ。結局のところ、AppleのJony Ive氏は、テクノロジ分野に存在する唯一の天才的デザイナーというわけではない。もしそうなら、テクノロジ業界はそれを正式に認定し、Appleに負けを認めるべきだろう。

支払いへの対応

 今回の評決が効力を保持する場合、サムスンとほかの多くのAndroid開発者たちは、Appleに追加の特許使用料を支払わなければならなくなる。それらの費用を自分で負担すると決断しない限り、影響を受けるベンダーはあらゆる追加費用を消費者に転嫁すると考えられる。

Googleにとって大きな敗北

 Googleが24日の評決にどのような解釈を加えようと、これは同社にとって大きな敗北である。そして、Appleがここで止まると考えてはいけない。競合他社に対するより厳しい法廷戦略を着実に推し進めることで、Appleの戦略は完ぺきな結果をもたらした。このことがAndroidの行く手を阻む障害になったり、潜在的なスマートフォンメーカーおよび購入者に疑問を抱かせたりすれば、Appleにとってなおさら好都合なことだ。

Appleの株価が1000ドルに達するとの予測は依然として夢物語か

 ウォール街に特有の変動性を考えると、株価を予測するのはばかげたことだ。しかし、米国において時価総額で最も価値のある企業になったAppleは、さらに価値が上がる可能性が高い。既に一部のアナリストは、24日に663.22ドルで取引を終えた同社株式に1000ドルの値段を付けた(時間外取引で投資家たちは反応を示し、株価は12ドル近く上昇した)。24日の評決が効力を保持すれば、結局のところ、1000ドルという数字もそれほどとっぴなものではないのかもしれない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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