Appleとサムスンの間で係争中の特許訴訟の少なくとも一部について両社を和解させようとする試みは、成果を上げられなかったようだ。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏とサムスンのCEOである權五鉉(クォン・オヒョン)氏は、米連邦地方裁判所のLucy Koh判事から、陪審の判断に委ねられようとしている特許訴訟について解決の可能性を話し合うよう要請された。しかし、その話し合いは両社の膠着状態を打破するには至らなかった。
サムスンの弁護士であるKevin Johnson氏は米国時間8月20日午後遅く、Koh判事に対し、「両CEOは実際に話し合いの場を持った。(しかし)問題の解決には至らなかった」と話した。
裁判所が指示した今回の話し合いは、21日に始まる最終弁論を前に、多額の賠償金がかかった両社の訴訟を和解させようとする土壇場の試みだった。本訴訟が始まる前、両社は裁判所が命じた和解協議の一環として、2回顔を合わせている。Koh判事は先週、「和解のとき」が来たと述べ、両社のCEOに土壇場の試みとしてもう一度話し合いの場を持つよう指示していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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