6月末に販売を開始した「GALAXY S III」。発売から2カ月が過ぎた今、筆者の周りではの利用者はかなり多い。そこで、GALAXY S IIIにした理由を聞いてみると、最新の性能というほかに大きな画面が理由という人も多かった。
サムスンの大画面スマートフォンといえば、GALAXY S IIIのほかにさらに大きい「GALAXY Note」もある。GALAXY NoteのOSは現在Android 2.3だが、NTTドコモはAndroid 4.0へのバージョンアップを8月以降順次開始すると発表している一方、サムスンのウェブサイトでは9月以降に対応すると明記されており、同じAndroid 4.0になる日も近いようだ。そこで、今回はGALAXY S IIIとGALAXY Noteの大画面端末を比較した。
GALAXYシリーズといえば大画面の歴史でもある。日本国内に最初に導入された「GALAXY S」は2010年当時としては大きめの4.0インチ画面を搭載していたし、その後「GALAXY S II」で4.3インチ、「GALAXY S II LTE」で4.5インチ、GALAXY S IIIでは4.8インチとなった。
画面が大きいと片手での操作がしづらい点を指摘されるが、画面の見やすさで言えば大きいほうが良い。両手で使うならば4.8インチでも操作しづらいことはなく、画面が大きければタッチ操作も押し間違いが少なくなり、ウェブブラウジング中のリンクをタッチする際もしすくなる。
そして、スマートフォンとしての画面を限界まで大きくしたのがGALAXY Noteとなる。5.3インチの画面は小型のスマートフォンを見慣れた身からすれば異様とも言える大きさ。片手利用はもはや無理としか言いようがない。
しかし、両手で使うならば全く問題ない操作性で、しかも表示は大きく、小さい画面のスマートフォンでは拡大してスクロールしなければ見にくいページでも、GALAXY Noteの画面ではスクロール回数が減るか不要となり、画面の閲覧の効率が高まる。
もっと大きな画面の端末は、7インチのタブレットがあるが、7インチとなると簡単にポケットに入れることができなくなり重量も重くなる。GALAXY Noteは携帯性を維持しながら画面の最大化を図った機種といえる。しかもNoteの名のとおり、手書きメモ機能を充実させている。
では、GALAXY S IIIとGALAXY Note、どちらがよいのだろう。性能で言えばCPUをはじめとした内部チップセットがGALAXY S IIIのほうが1世代新しく有利。しかも、おサイフケータイ機能など、日本国内のユーザーが使う機能を網羅している。
一方、GALAXY Noteは何よりも大画面と手描き機能。本体に格納するペンを用いて簡単に手書きメモができる点はGALAXY S IIIにはない魅力だ。GALAXY NoteのAndroid OSのバージョンは2.3だったのだが、まもなくAndroid 4.0へのバージョンアップが行われる予定で、この点でもGALAXY Noteにハンデはなくなる。
機種 | GALAXY S III | GALAXY Note |
---|---|---|
画面サイズ | 4.8 | 5.3 |
OS | Android 4.0 | Android 2.3 (Android 4.0にバージョンアップ予定) |
CPU | Snapdragon S4 1.5GHz | Snapdragon S3 1.5GHz |
おサイフケータイ | ○ | × |
ワンセグ | ○ | ○ |
ペン対応 | × | ○ |
Xi対応 | ○ | ○ |
サイズ | 約137mm×約71mm×約9mm | 約147mm×約83mm×約9.7mm |
重さ | 139g | 184g |
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