Appleは、コンシューマーがコマーシャルを回避できるようになるという、なかなか興味深い特許を取得した。
「ラジオとローカル環境上の媒体のシームレスな切り替え」と銘打たれたこの特許は、「ラジオ放送といったメディア放送と、ローカル環境上のメディアライブラリにある媒体の再生をシームレスに切り替える方法に関するものである。こういったシームレスな切り替えは、「メディア放送において間もなく放送される内容がユーザーの興味を引くものではないということを判断する」デバイスによって行われるという。
この特許について最初に報道したのはAppleInsiderである。
Appleのこの特許は、現在多くのアプリユーザーが直面している問題を解決する術となるかもしれない。例えばPandoraというインターネットラジオ放送では、料金を支払っていないユーザーはコマーシャルを聴かされるようになっている。Appleの特許は、コマーシャルが流れるタイミングで、携帯電話やタブレットのローカル環境に保存されている楽曲や動画に自動的に切り替えるという機能を示唆している。
とは言うものの、この特許はコマーシャルのみを対象としているわけではない。Appleの説明によると、ユーザーが番組内の特定のコーナーに興味を抱いていない場合にも、このテクノロジを使用して他の内容に切り替えることができるようになるという。
Appleのこのテクノロジでは、何が再生されるのかを判断し、他媒体への切り替えをユーザーに意識させることなく行うために、放送リストやスケジュール情報、Radio Data System(RDS)の情報を利用することになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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