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アマゾン、クラウドストレージ「Glacier」を発表--企業におけるテープからの移行促進を目指す

Jack Clark (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2012年08月22日 07時36分
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 Amazonが「Glacier」の提供を開始した。Glacierは、小規模から大規模までのあらゆる企業に向けたデータアーカイブサービスであり、テープシステムからクラウドへの移行を促進する。

 Amazonは米国時間8月21日にリリースしたクラウドベースの同技術によって、エンタープライズストレージにおいて主流のテープを代替することを目的としている。Amazonによると、Glacierを介して保存されたファイルの年間における耐久率は、99.999999999%であるという。つまり、企業がGlacierを利用して1000億件のオブジェクトを保存する場合、1年で失われる可能性があるのは1件ということになる。企業がGlacierに保存可能なデータ容量に制限はない。

 Amazonの最高技術責任者(CTO)を務めるWerner Vogels氏は21日付けのブログ投稿で、「Amazon Glacierを使用すれば、(中略)無制限のアーカイブストレージがおなじみの従量課金制で(AWS顧客に対して)利用可能となる」と記した。「同サービスでは、データを複数の施設で、かつ、各施設内において複数の機器で冗長的に保存する」(Vogels氏)

 同サービスは、データ冗長性と価格の面でオンプレミスのストレージシステムに対抗することを目的とする。Glacierの最低利用価格は、1カ月1Gバイトあたり0.01ドルである。Amazonによると、Glacierの理想的な利用事例は、メディア資産、研究および科学的データ、企業情報のアーカイブであり、さらには磁気テープの代わりとしての使用があるという。

 Glacierは現在、欧州(アイルランド)、米国(バージニア州北部、オレゴン州、カリフォルニア州北部)、アジア(東京)にあるデータセンタークラスタから提供されている。

Amazon Web Services(AWS)はGlacierを発表した。
Amazon Web Services(AWS)はGlacierを発表した。
提供:AWS

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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