IT開発者にとって快適な職場環境を実現する10のポイント - (page 2)

Justin James (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2012年08月21日 07時30分

#4:作業空間の調整可能性

 万人が納得する座席配置というものはあり得ない。よくある問題の例として、画面上に窓や照明が映り込むというものがある。チームの求めに応じて作業空間の微調整をできるようにしておくことで、彼らに対して可能な限りの快適さと生産性をもたらせるようになるはずだ。

#5:プライバシーの尊重

 開発者たちはオフィスの狭い一角に集まって作業することになるため、それによって発生するプロジェクトの生産性低下は思いのほかに大きくなりがちだ。だからといって、広い空間を用意すればよいという話ではない。ソフトウェア開発は長時間にわたって集中を要する作業であり、すぐ隣から話し声が聞こえてくるだけで精神集中が途切れてしまう。といっても、防音対策済みの個室を彼ら全員に用意できないことは明らかだろう。しかし、プライバシーを尊重すればするほど、彼らの生産性は上がるのである。現在は「オープンフロア方式」がある種の流行になってきている。だが、こういった方式を好む開発者は筆者のまわりにほとんどおらず、多くの人々は大きな問題があると感じている。

#6:臨機応変に非公式な打ち合わせを実施できる場所

 人は作業時にプライバシーを必要とする一方で、情報やアイデアを共有する場所も必要とする。プログラマーは、しょっちゅう非公式な打ち合わせを行っているはずだ。そういった場で、何らかの質問や仕様の確認を行う必要があるためだ。このため、打ち合わせ用の適切な場を提供しなければ、彼らは廊下といった、落ち着いて話のできない不便な場所で打ち合わせを行うようになるだろう。こういったことのないよう、打ち合わせを行えるだけの十分な大きさのオフィスを提供するか、予約の要らない小さな会議室をいくつか用意しておくようにしてほしい。

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