この5年で、顧客から在宅勤務に関する技術を求められる機会が天文学的に増えた。わたしが勤めている会社であるPEIでも、社内で在宅勤務を大規模に活用している。例えばわが社では、2005年以降、エンジニア全員に自宅オフィスを維持することを義務づけており、会社のオフィス以外で勤務シフトの5分の1をこなすことを奨励している。
われわれの経験から、在宅勤務を生産的なものにするには、次のような技術が不可欠であることがわかった。
在宅勤務者は、PCおよびモバイルデバイスの他に、次のものを必要とする。
ユニファイドコミュニケーションは、自宅オフィスでの電話(さらにビデオ会議まで)の着信や発信を可能にする。Microsoft Lync 2012のようなシステムを使えば、インスタントメッセージング(IM)、音声通話、ビデオ通話、コンテンツ共有などの機能を、自宅オフィスでも利用できるようになる。これらのシステムは、PCのように使いやすく、手厚いサポートなしでも信頼して使えるものであることが重要だ。とにかく、簡単に動くものでなくてはならない。なぜなら、在宅勤務者にはやるべき仕事があり、トラブルシューティングに手間を取られては本末転倒だからだ。
在席状況がわかるインスタントメッセージング(IM)は、もはや「あればよい」という技術ではない。今や「電子メールの洪水」の問題を解決するために必要不可欠なものになっており、若い在宅勤務者が求めるなじみ深いインターフェースを持っている。欠かせないコミュニケーション手段であるIMは、電子メールよりも速く、音声やビデオほどリソースを必要とせず、在宅勤務者と会社オフィスにいるチームメンバーをまとめるのに役立っている。このツールは、以前であればメール、メディア、ミーティングのワークフローを必要とした、すばやいチーム行動を可能にしてくれる。
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