Hewlett-Packard(HP)がコンシューマー向けタブレット事業に再び挑戦するようだ。
The Vergeが最初に公開した社内メモによると、HPはコンシューマー向けタブレットに注力するMobility部門を新設するようだ。あるHP関係者は、このメモの信ぴょう性を認めたが、その内容についてのコメントを拒否した。この社内メモは、HPのPrinting and Personal Systems Groupを統括するTodd Bradley氏が作成したもの。
このメモによると、新たなMobility部門は、タブレットを扱う以外にも、「差別化された価値を顧客に提供できるとわれわれが確信しているその他のセグメントやカテゴリ」についても担当することになるという。同部門を統括するのは、Nokiaを退社後、HPに入社したAlberto Torres氏が統括する。Torres氏は米国時間9月3日付で新たなポストに着任し、新部門の立ち上げに素早く取り組んでいくことを示唆している。
これは今週報じられたHPの組織刷新リストに挙げられている中で2番目の部門になる。今週に入って米CNETが入手した社内メモでは、HPは同社のwebOS部門をGramという新会社に分社化することが明らかになっている。
HPは2011年、「TouchPad」を投入してコンシューマー向けタブレット市場への参入を試みた。しかし、同タブレットの消費者への売れ行きは思わしくなく、最終的に同社は売れ残り在庫の調整を余儀なくされた。HPは同年末までに、同タブレットの16GBモデルを99ドル、32GBモデルを149ドルに価格を引き下げるとともに、eBayで限定販売する方向に縮小していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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