Microsoftは米国時間8月14日、「SkyDrive」の最新アップデートを公開した。「Windows 8」のRTM版を開発者やIT専門家、ボリュームライセンス契約者向けに提供開始する日の前日である。SkyDrive.comの変更点については、新たに開設された「Inside Skydrive」ブログの投稿で説明されている。
Microsoftは、SkyDrive.comのユーザーインターフェースの刷新に加えて、WindowsとMac OS X向けクライアントアプリケーションのバグを修正した。また、「Android」搭載電話向けの新しいSkyDriveアプリケーションが「数週間」のうちに提供される予定であるという。新しいSkyDrive.comは24時間以内に提供開始する予定であるとMicrosoft関係者らは述べた。
(「Metro」という言葉の使用が許されるなら、新しいSkyDriveのルックアンドフィールはMetro形式と呼べるものである。Microsoftと匿名の欧州パートナーとの間の「話し合い」の結果、Metroという名称は今後使用されないことになり、Microsoftの中には、Metroの代わりに「modern」(mは小文字)という語を使用しているチームもあるようである。Microsoft関係者らは一部の社外パートナーに対し、Metroの代わりに「Windows 8」を使用するように通達しているが、この名称はやや紛らわしい)
14日付けのブログ投稿で説明されている新機能に話を戻そう。今回アップデートされたSkyDriveには、ファイルや「Office」文書の内容のインスタント検索、新しいコンテキストツールバー、複数選択に対応したドラッグアンドドロップ機能などの変更が加えられている。SkyDrive開発者プラットフォームも強化されていると、14日のブログ投稿には記されている。
LiveSide.netには、7月下旬にリークしたMetro形式のSkyDriveのスクリーンショットがいくつか掲載されている。
Microsoftは2012年4月、SkyDriveに有料ストレージオプションを追加した。また4月23日には、「SkyDrive for Windows」のプレビュー版のダウンロードも提供開始した。SkyDrive for WindowsはSkyDriveクライアントのローカル版で、「Windows Vista」「Windows 7」「Windows 8」に対応する。
8月に入ってからは、「Windows Essentials 2012」を公開し、その中でPC同期技術が「Live Mesh」から「SkyDrive」に置き換わっていることが明らかになった。SkyDriveの担当者らは14日付けの投稿で、Live Meshユーザーからのフィードバックとして、同期対象を選択できるようにして欲しいという要望があったことを明らかにし、今後のリリースでその機能を追加する予定だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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