オンライン調査では、回答者の70%がソーシャルメディアの投資回収率(ROI)を十分に測定していないと答えました。また、ソーシャルメディア活動の効果を評価する方法を知らないと答えました。効果の測定には、次の7つの要素を評価しましょう。
フォロワーとは、あなたのネット上での活動をチェックしている人のことです。このフォロワーの人数を数えることから始めると良いでしょう。ただし、理想は、顧客と会話や交流を持つことです。
ソーシャルメディアページでの交流の量と質を測定しましょう。
自分の会社が何回顧客に参照されたか数えましょう。
コンバージョンとは、オンライン活動の直接的な結果として発生した売上のことです。これは、追跡が最も難しい測定基準です。
Facebookは内部追跡システムを備えています。ですが、Twitterではクイッターやツイートビープなどの外部サイトを使わなければなりません。クイッターは、フォローするのを止めたユーザーを数えるもので、ツイートビープは、企業や企業のブログが引用されている会話を追跡するものです。
ソーシャルメディア監査を行って下さい。競合社のリストを作り、1カ月間など期間を決めて自社と競合社を比べて下さい。サイト訪問者の総数や、肯定的なものも否定的なものも合わせたコメント、全サイトのフォロワーの総数、記事やコメントの数、記事の主題などを評価して下さい。
また、検索エンジン最適化監査も行って下さい。消費者を自社サイトへ導くためのキーワードを、どれくらいの頻度で自社と競合社が使っているか調べて下さい。また、ソーシャルメディアの中枢に指定したサイトでの活動に力を注ぐことが大切です。そのサイトでの存在感を強め続けて下さい。そして、レビューサイトを定期的にチェックし、否定的なレビューに対処して下さい。
「ソーシャルメディア」においても効果測定は非常に重要です。ただし、WEBとは異なり、訪問者数や滞在時間やコンバーションばかりでなく、コメント数や、コメント内容等もチェックするコンテンツとなります。
ソーシャルメディアとは、無料で使えるコミュニケーションツールであり、良いビジネスツールです。個人がビジネスをなす場合においても、また小資本であってもこれを使うことで大きな影響を及ぼすことが可能です。
知識を実践活用し結果に結び付けるには決して簡単ではないこのソーシャルメディアは、どのようなビジネスにも応用可能である最新の経営戦略ツールです。
これから、ますます注目を浴びるであろうこのソーシャルメディア、積極的に取り組むことできっとこれまでに知ることのなかった新たな成果をもたらすことになるでしょう。
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