報道によると、Zyngaがストックオプションの付与による従業員の引き留めを行おうとしているという。新興企業が株式公開前に従業員引き留め策としてよく使う方法だ。
Zyngaの最高経営責任者(CEO)であるMark Pincus氏は、全従業員にストックオプションを付与することに決めたという。The Wall Street Journalが米国時間8月9日、情報筋の話として報じた。従業員の多くはすでに同社の株式を保有しているが、従業員の士気を高め、可能な時期が来れば退社して株式を売却しようとするのを防ぐ方法として、Pincus氏からするとてっとり早いやり方だ。
Zyngaが1株10ドルで株式を公開して以来、同社の株価はわずか2.94ドルにまで落ち込んでいる。従業員の多くは公開前から同社の株を所有しているが、米証券取引委員会(SEC)が定めた株式売却禁止期間があるために、株価が下がるのをただ眺めている状態だ。Zynga株式を売却して3億ドルを得ることができているPincus氏は、ストップオプションを付与することで、従業員に新たなインセンティブを与えようとしている。
純損失2280万ドルという第2四半期決算(6月30日締め)をZyngaが7月25日に発表すると、同社の株価は大打撃を受けた。アナリストらは同社の決算を特に不安視し、同四半期の売り上げを3億4480万ドルと予測していた。2011年通期で、Zyngaは4億400万ドルの損失を計上している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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