「GREEN GIRL」運営のワンモア、クラウドファンディングのASP提供へ

岩本有平 (編集部) 目黒譲二2012年08月07日 10時00分

 ワンモアは8月7日、クラウドファンディングサービス「GREEN GIRL」をリニューアルすることを明らかにした。GREEN GIRLで利用するクラウドファンディングのシステムについてもASP化し、「GREEN funding」として事業者に提供する。

 GREEN GIRLは、女性クリエイターやアーティストを対象としたクラウドファンディングサービス。今回のリニューアルにより、女性向けサービスを展開する団体・企業や、女性に支持されるコンテンツホルダーがプロジェクトを投稿可能になる。リニューアル時点では「湯女子大学」「Ethical Fashion Japan」など、個人のクリエイターやアーティストなどが起案した4つのプロジェクトが掲載される

  • タイムアウト東京のサイトイメージ

 また、GREEN GIRLが利用するシステムをGREEN fundingとして提供。運営ノウハウのコンサルティングを含めて8月末から展開する。GREEN fundingを利用すれば、事業者が自由にデザインしたクラウドファンディングサービスを作成できるという。独自ドメインについては現在利用できないが、ユーザーのニーズにより検討していく。

 利用料金は、初期導入費用が50万円からで、月額固定費なしの成果報酬モデル(審査あり)となる。現在、「NYLON JAPAN」や「タイムアウト東京」をはじめとする5社程度の導入が決まっており、今後は既存のコンテンツホルダーや新規事業者などへ導入を進め、2015年5月までに計100社への導入を目指すとしている。

 ワンモアは2011年6月の設立。代表取締役CEOの沼田健彦氏は、電通やスポーツ用品製造販売のスタートアップなどを経て同社を立ち上げた。4月にはIMJインベストメントパートナーズとの資本業務提携を実施している。

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