Facebookは米国時間7月26日、株式公開後初めての四半期決算で、月間アクティブユーザー数が9億5500万人、モバイル機器からの月間アクティブユーザー数が5億4300万人だったと発表した。7月31日夜に公開した四半期報告書のなかで同社は、モバイル機器からの月間アクティブユーザーの20%近く(1億200万人)が、6月にモバイル機器からのみアクセスしたことを明らかにした。
それでは、これらのアカウントのうちどれだけが偽アカウントなのか?Facebookは、全体の8.7%にあたる8309万件が偽アカウントだと推定している。
偽アカウントの数も比率も、Facebookの前回の推定から大幅に増加している。Facebookは3月に、5~6%のアカウントが偽アカウントか重複アカウントだと述べていた。この時点では、4225~5070万件が偽アカウントか重複アカウントだったことになる。
となると、この5カ月間に偽アカウントが大量に作成されたのだろうか。いや、そうではなく、Facebookが、どれを偽アカウントとして追跡するかという点で透明性を高めているにすぎない。以前は、重複ユーザーと偽のユーザーをリストアップするだけだったが、Facebookは今回さらに、重複アカウント(4.8%)、ユーザーが誤って分類したアカウント(2.4%)、望ましくないアカウント(1.5%)に分類している。
「重複」アカウント(ユーザーが取得した主要なアカウント以外のアカウント)は、2012年6月30日時点で、世界の月間アクティブユーザー数のおよそ4.8%を占めていると推定する。われわれは「偽」アカウントについても判別しようと努めており、これを次の2種類に分類する。(1)ユーザーが誤って分類したアカウント、つまり会社や組織、ペットなど人間以外のものの名前でユーザーが個人プロフィールを作成しているアカウント(こういうものについては、個人プロフィールではなくPageを使ってFacebookに公開することが、サービス規約で認められている)、(2)望ましくないアカウント、つまりユーザープロフィールを公開しているアカウントで、スパムなど、使用目的がサービス規約に違反するとわれわれが判断するもの。2012年6月30日時点で、世界での月間アクティブユーザー数に占める割合は、ユーザーが誤って分類したアカウントがおよそ2.4%、望ましくないアカウントがおよそ1.5%と推定する。
注目すべきは、FacebookのアクティブユーザーがFacebook.comを使っている人物とは限らないことだ。この数字は、ネットのどこかでFacebookアカウントを利用したユーザー(他のウェブサイトで「Like」ボタンを押しただけのユーザーなども含む)の数を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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