新規株式公開(IPO)を数週間後に控えたFacebookが、S-1申請書の修正版を米証券取引委員会(SEC)に提出したが、その内容は好悪入り混じっている。2012年第1四半期の売上高は前年同期比45%増の10億6000万ドルとなったが、前期比では6%減となった。
ユーザー1人あたりの平均売上高(ARPU)は、同じく前期比で12%減少している。Facebookはこれを「季節的傾向」によるものとし、2010年第4四半期にも同様の季節的要因による影響がみられたと指摘している。
Facebookによると、2012年3月時点の1日のアクティブユーザー数は平均5億2600万人だったという。これに対し、前年同期は3億7200万人だった。また、月間アクティブユーザー数(月1回はFacebookを利用する人の数)は、2011年12月の8億4500万人から2012年3月には9億100万人に増加したという。
Facebook株式の取引開始は5月中旬というのが大方の予想だ。S-1申請書によると、上場先はNASDAQで、ティッカーシンボルは「FB」になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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