基本的には広報で運用していますが、情報によっては販売促進部からの書き込みもあります。お互い伝えたいことが微妙に異なるので、分けた方がいいのかもしれませんが、お客様から見た時に2つあるとわかりにくい。そのため1つのアカウントで運用しています。投稿は広報の者と私の2人を中心に更新しています。
2011年1月にスタートしました。当初は広報活動中心でしたが、現在はこれに加えて2つの狙いを持っています。1つは日産ファンの方と距離を縮めること、もう1つは今まで接触できなかった方々と新しい関係を築くことです。
前者については、日産の車作りの現場や開発者の話など、社内の情報を公開することで、ファンの方により興味を持っていただければと思っています。後者は、にっちゃんに代表されるように鈴木おさむさんに編集長をお願いすることで、車に興味がない人にも興味を持っていただけるような企画を用意していきます。
私どもではホームページ、メールマガジン、販売店でのチラシ、ダイレクトメールなど、様々な方法で会社や商品情報を告知しています。その中でもお客様とのコミュニケーションに濃い薄いがあって、Facebookページには、濃い部分はもちろんのことその最も薄い部分、日産に興味を持っていただく“とっかかり”的な役割を期待しています。
自動車は買い替えサイクルが長い商品のため、購入を検討していただくチャンスが日用品などに比べてとても少ない。そのときに候補に入らないと復活することが非常に難しくなります。そのため常に、頭の片隅に「日産」というキーワードをいれてもらうことが大切なんです。直接購入を検討しなくとも日産を気に留めていただけるような関係を築くことが大事だと思っています。
社内の情報に関しては、イントラネットや社内誌に情報募集の告知を出して社員に広く呼びかけていて、メールはもちろん紙ベースでも受け付けています。先日神奈川県厚木市の先進技術開発センターから、近くにいる鹿が遊びに来るという投稿をもらって掲載したのですが、かなりの反響がありました。建物のすぐ近くまで鹿が近づいている写真もあわせて投稿したのですが「奇跡の1枚」と言われるほどベストショットで、コメントやいいねを数多くいただけました。
このほか、7月にコンパクトカー「ノート」のワールドプレミアを開催したので、そちらの情報にも多くの反響をいただきました。発表会の様子とノートの写真と両方を投稿したんですが、これらに対する反響は特に多くて、やはり本業から離れてはだめだなと実感しましたね。
今後は、開発者の登場や技術的な解説をしてみようなど、いろいろと今後の投稿内容については検討中です。社内から集めた内容の取材にも行っています。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス