日産がソーシャルメディアを使った“本気のチャレンジ”--「にっちゃん」スタート

 日産自動車(日産)は6月28日、ソーシャルメディアを使った新プロジェクト発表イベントを開催した。編集長に放送作家の鈴木おさむさんを迎え、Facebookを中心に「今までになかったワクワク」を形にしていくという。

 これは「日産ソーシャルメディアプロジェクト」としてスタートするもの。「にっちゃん」という活動名を用いて日産自動車の公式アカウントを中心に、新たなコンテンツを発信していく。


日産自動車販売促進部の貴田晃氏

 販売促進部の貴田晃氏は「今回のプロジェクトは、ソーシャルメディアを使って消費者の方々とワクワクを生み出していきたいという日産の本気のチャレンジ。企業目線ではなく消費者視点で取り組んでいく」と、プロジェクトに対する思いを話した。

  • 「日本人のワクワクに関する調査」を受けたトークセッション。写真左から鈴木さん、高見さん、日産自動車の柳氏、塚原氏

 今回のプロジェクト始動にあたり、同社では「日本人のワクワクに関する調査」を実施。「10年前と比べてワクワクする機会に変化があるか」→減った47.8%、「クルマに対してワクワクするか」→ワクワクしない合計61.1%などの回答が寄せられた。一方、10~20代の若い世代は「ソーシャルメディアでワクワクしている」と回答しており、「ソーシャルメディアを使っていてワクワクする時」はコメントがされた時(1位)、「いいね」された時(2位)、友人が増えた時(3位)などの調査結果が出たという。

 これを受け日産では、ソーシャルメディアというコミュニケーションでワクワクを生み出していくという。

  • 写真左から編集長に就任する鈴木おさむさん、レポーターの高見侑里さん

 今後の企画としては、ユーザーから寄せられた企画を2万3000円で購入するほか、鈴木おさむさんの仕事場環境をそのまま車内に構築する「究極の移動事務所カーを作れ」、日産車ユーザーにどっきりを仕掛ける「ハッピーどっきり企画」、車を持っていると男性はモテるという噂を検証する「検証クルマでモテるのか!?」、「電気自動車10番勝負!」などを予定。いずれもFacebookの日産公式アカウントに記事が投稿される。

 編集長を務める鈴木おさむさんは「車に関係なく若い世代の人たちが『日産が面白いことをしている』と思われるようなものを提供していきたい。チャンネルを1つ作るつもりで取り組む」と意気込みを語った。さらに「テレビ番組を作っていても同様だが、視聴率だとか結果に気を取られて、自分が楽しむことを忘れがちになる。ここでは自分を含め、身近にいる人を楽しませながらやっていきたい」とした。

 発表会場では、鈴木おさむさん自ら公式アカウントに書き込みをして、編集長就任をアピールした。またにっちゃんのレポーターとしてタレントの高見侑里さんも登場した。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]