Googleは、ユーザーが保有する複数の「Google+」アカウントを統合する方法を生み出した。これにより、全サークルとサークル情報を1つのアカウントで管理できるようになった。同社は米国時間7月12日、この「Google+ サークル転送ツール」を「Google Takeout」で公開したことを発表した。
このツールでは、ユーザーのGoogle+上の「サークル」と交流関係を、「転送元」アカウントから「転送先」アカウントへと移行する。このツールでアカウントを統合すると、サークルのメンバーからは転送先アカウントのみが見えるようになる。
異なる電子メールアドレスや「Google Apps」アカウントで登録した2つ以上のアカウントを持っているユーザーにとっては、おそらく嬉しいニュースだろう。このツールによって、全てのサークル名、サークルメンバー、設定、およびブロックまたは無視したいユーザーやページの情報が統合される。
Google+のプロダクトマネージャ、Ronald Ho氏はブログ投稿でこう書いている。
先ごろ、当社は1つのGoogle+アカウントから別のアカウントへのサークルの移行を支援するツールによって、フォロワーが新しい、好ましいアカウントへと自動的に必ず振り向けられるようにする計画を発表した。本日、誰でもGoogle Takeoutを開いて「Google+ サークル転送ツール」をクリックすることができるようになった。
転送を開始するにあたっては、いくつかの制限事項がある。転送が始まるまでに7日間の待機期間があることや、ツールは6カ月に1度しか使えないということなどだ。さらに、いったん転送が始まると、キャンセルしたり元に戻したりすることはできない。移行にかかる時間は48時間程度で、この間ユーザーはコンテンツの共有や、サークルのユーザーの追加や削除、ブロック、無視はできない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス