Appleが「iPad Mini」を発売するといううわさについて、信ぴょう性を裏付ける情報が出てきた。
The Wall Street JournalのMarketWatchは、本件に詳しい筋からの情報として、Appleの部品サプライヤー各社が、小型iPadを2012年9月より大量生産すべく準備を進めていると報じた。一方、Bloombergも同様に、7インチまたは8インチのタブレットが現在開発されており、2012年末までに発売される予定であると報じている。
The Wall Street Journalへの情報提供者2人は、現在のiPadの画面が9.7インチなのに対し、新タブレットには「8インチ以下の画面が搭載される見込み」と述べている。2010年の発売以来、iPadの画面サイズは変更されていないが、3世代目の「新しいiPad」には、高解像度でピクセル数の多いRetinaディスプレイが採用された。
情報筋のうちの1人は、AppleがiPad Miniの画面をLG Displayと共同開発しているといい、もう1人は、Appleが製造パートナーらに対し、小型タブレットの大量生産に向けて準備するよう依頼したと述べている。
いわゆるiPad Miniについては、年末商戦に向けて2012年第3四半期に発売されるという報道が出回っている。上述の情報は、Appleが高い期待を集める同製品の製造ライン始動に向けて準備中であるといううわさの裏付けとも考えられる。
NPD DisplaySearchのRichard Shim氏は米国時間7月3日、7.85インチのiPadを製造する「事業計画」が存在し、部品を製造し最終製品を組み立てるサプライチェーン企業各社が製造ラインを準備していると、米CNETに明かしていた。同氏は「計画は変更される場合がある」とも述べている。
Bloombergは、長い間待ち望まれていた「小型で安価なiPad」が10月までに発表される可能性があるが、3世代目の新しいiPadが誇る高解像度のRetinaディスプレイは搭載されない見込みであると報じた。
Sterne Agee & LeacheのアナリストShaw Wu氏は、iPad Miniは、Amazonの「Kindle Fire」やGoogleの「Nexus 7」といったタブレットと同程度の価格で販売される可能性が高いと述べた。
米CNETはAppleに取材を申し込んだが、コメントは得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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