宇宙旅行が商業化される日は近い。もっともNASAに行けば個人宇宙旅行のための宇宙服を貸してくれるというわけではないので、新興企業にも宇宙服分野に進出する余地が残されている。
軽量で比較的安価な宇宙服を開発する米国の新興企業Final Frontier Design(FFD)は、個人からの出資を募るためのプラットフォーム「Kickstarter」でプロジェクトへの出資を募っている。同社は既に2世代の宇宙服を開発しているが、折り畳めるヘルメットや改良されたグローブ、炭素繊維製の腰部リングを備え、より高い内部気圧を実現する改良版を開発しようとしている。
これらの宇宙服は船外を遊泳するためのものではなく、船内用だ。FFDはこれらを、宇宙旅行中に船内の気圧が下がった場合に安全を確保するためのバックアップ用だとしている。
Virgin Galactic社が主催する宇宙旅行のチケットは1枚20万ドル。1万ドルちょうどで自分のサイズのFFD製宇宙服が買える。これを着て宇宙旅行気分を味わうもよし、いつか軌道外飛行の旅に出るまで保管しておくもよし。
1万ドル払っても服だけで宇宙旅行に行けないのは割に合わないと思うなら、これより手頃な選択肢もある。無重力空間用「Anti-G」パンツ750ドルや、宇宙服用ヘルメットとFFDスタジオ見学ツアーのセット3500ドルなどだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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